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『屁こき虫アイルのケツニキビプー太郎伝記』

僕は小学5年生の時に

精通した。

その頃から

僕の身体はみるみるうちに

大人の身体へと変わっていった。


まだ産毛だった口髭が

次第に濃くなり始め、

ニキビが増えた。

自分の汗の匂いが

変わった気がして

母ちゃんのデオドラントを

隠れて使い始めた。


そして遂には

僕のちんちんに、

太くツヤのある一本の

大人の毛が生えた。


その一本、

その一本の毛が

生えただけで

僕の可愛かったちんちんは

全く別の、

まるで別人の物に

変わってしまった。

リアルで

グロテスクで

怖かった。


僕の意思とは関係なく

心を置いて

身体が勝手に

大人になっていってしまいそうで

嫌だった。


あれから14年経った。

僕は今日25歳になって、

その日大人になった

ちんちんと共に

汗かきべそかき

どうにかやってます。


大人と子供が

入り混じり

せめぎ合う

それを思春期と呼びましょう


そこにあなたと私も

入り混じり、

せめぎ合う!!

それを千年ポプラと呼びましょう!!


FUCK YOU!!

FUCK YOU!!

FUCK MY MIND!!

WE ARE ALWAYS

SENNENPOPULA!!!!!!


2024年7月1日

柳谷藍瑠